昔から日本の縁起物として親しまれている招き猫。
お店の入り口や玄関などで、片手を挙げてちょこんと座っている姿、見かけたことありますよね。
でも、その挙げている手が右か左かで、招いてくれるものが違うって知ってましたか？
実は「右手」か「左手」かで、ご利益の意味が変わると言われているんです。
それだけじゃなくて、招き猫の色にもちゃんと意味があるんですよね。
たとえば白や黒、金色など、それぞれに違った願いが込められているんです。
見た目が可愛いだけじゃない、実はとっても奥深い招き猫の世界。
ちょっと知っておくだけで、次に出会ったときの見方も変わってくるかもしれませんよ。
招き猫の“手”に注目！ 左手・右手・両手…それぞれのご利益とは？
お店や玄関先などでよく見かける招き猫、よく見ると手の挙げ方が違うことに気づいたことはありませんか？
たいていは片手を挙げているタイプが多いですが、なかには両手を挙げている子もいたりして、じつは意外とバリエーション豊富なんですよね。
さてこの「挙げている手」にはどんな意味があるのでしょうか？ それぞれのご利益を見ていきましょう。
左手を挙げている招き猫は「人とのご縁」を呼び込む
左手を上げている招き猫には、良縁や人脈、来客運など“人に関する運”を招く意味があるとされています。
「たくさんのお客さんに来てもらいたい」「人とのつながりを広げたい」なんてときには、このタイプがぴったりですよね。
右手を挙げている招き猫は「金運アップ」に効果あり？
右手を上げている招き猫は、金運や財運を呼び込む象徴とされています。
「収入を増やしたい」「商売繁盛を願っている」そんな方には、右手派の招き猫が頼もしい存在になるかもしれませんね。
両手を挙げた招き猫は“全部の運”を招く？でもちょっと注意も…
「どうせなら人もお金もどっちも招いてほしい！」という気持ちを叶えてくれそうなのが、両手を挙げた招き猫。
一見“最強”にも思えますが、なかには「両手を挙げてる姿って、お手上げ状態に見える…」なんて気にする人もいるんですよね。
なので、選ぶときは見た目の好みだけでなく、自分の願いや感じ方に合うものを選ぶのが大事ですよ。
実は“手の高さ”にも意味があるんです！
そして実は、手の「高さ」にも意味があると言われているんです。
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手が高く挙がっている招き猫 → 遠くにあるご縁やチャンスを呼び寄せる
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手が低めの招き猫 → 身近な幸運やご縁を引き寄せる
こうして見ると、招き猫ってただ可愛いだけじゃなくて、意外と奥が深いんですよね。
せっかく迎えるなら自分に合った“手”のスタイルを選んで、日々の運気アップに役立ててみてはいかがでしょうか？
招き猫の“色”にはどんな意味が？飾る方角も合わせてチェック！
最近の招き猫って、カラフルなタイプが増えてきたと思いませんか？
昔ながらの白い猫だけでなく赤や黒、金色などバリエーションが本当に豊富になってきてますよね。
なかには全色セットで売られていることもあって、見ているだけで楽しくなっちゃいます。
でも、「どうしてこんなに色があるの？」と疑問に思ったことはありませんか？
実はそれぞれの色には、ちゃんと意味や願いが込められているんです。
しかも、色によって「置くと縁起が良い」とされる方角まであるんですよ。
気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
色ごとの願いごとと相性の良い方角
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白：
開運全般に効くと言われる定番カラー。
純粋さや全体運アップを願うときにおすすめ（北西に置くといいとされています） -
黒：
邪気をはねのけてくれる頼もしい色。
魔除けや安全祈願に◎（北または南西との相性がいいそうです） -
赤：
健康面が気になる方にぴったり。
無病息災や長寿を願うときに（東側に飾るとよいとされます） -
金・黄色：
やっぱり金運アップといえばこの色ですよね。
商売繁盛の祈願にも最適（西側がおすすめの方角） -
ピンク：
恋愛運を高めたいときにはこのカラー！
良縁や恋の成就を願うなら（東や南西に置くと◎） -
青：
学業や仕事運に関係する色。
集中力や努力の成果を実らせたい方に（東がぴったりです） -
緑：
家族に関するご利益があるとされ、家庭運や子孫繁栄を願う方にぴったり（南〜南西あたりが相性良し） -
紫：
内面の魅力を高めたい方におすすめ。
品格や精神の安定、能力開花にも（南に置くと効果的だと言われています）
こうして見てみると、色ごとに本当にさまざまな願いが込められているんですよね。
「最近ちょっと体調が気になるな…」とか「恋愛運を上げたい！」なんてときにも、招き猫を選ぶヒントになりそうです。
色と方角の組み合わせをちょっと意識するだけで暮らしに取り入れやすい開運アイテムになりますよ。
ぜひ、自分の願いや目標に合わせた“マイ招き猫”を見つけてみてくださいね。
招き猫を飾るときに押さえておきたい3つのコツ
せっかく縁起物の招き猫を飾るなら、ただ何となく置くだけじゃもったいないですよね。
ちょっとした工夫で、そのご利益をより引き出せるかもしれませんよ。
今回は、招き猫を飾る際に意識したいポイントを3つにまとめてご紹介します！
ポイント①：まずは「願いに合った猫」を選ぶところから
招き猫の定番ポーズといえば、片手（または両手）を挙げたあの姿。
実は、挙げている手によって願いの種類が変わってくるんですよね。
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左手を挙げた猫 … 人との出会いや来客運にご利益があるとされます
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右手を挙げた猫 … お金や商売に関する運気アップを願うときに
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両手を挙げた猫 … どちらの運もまとめて手に入れたい方におすすめ
さらに注目したいのが、手の「高さ」。
手を高く挙げている猫は「遠くのご縁」や「広い範囲のチャンス」を引き寄せると言われていて、たとえば遠方からのお客さんを望むお店や、遠距離の恋愛、出張や通院先での運を願う場合に向いています。
逆に、地域密着のお店や、近所との良好な関係を築きたいとき地元の学校への合格祈願などには、手が低めの猫がぴったりですよ。
ポイント②：飾る「場所」にもひと工夫を
どこに置くかでも運気の流れが変わってくるといわれています。
基本的には、人の動きが多い玄関やリビングなど、にぎやかな場所に飾るといいですよね。
また、招き猫の周りはなるべくきれいに保ってあげましょう。
小さな座布団や敷物を用意すると、見た目にも丁寧さが伝わって、より良い雰囲気になりますよ。
複数の招き猫を置くのもOKなので、用途や意味に応じて場所を分けるのもアリです。
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左手招き猫 … 玄関など、お客さんを招きたい場所に
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右手招き猫 … お金の出入りがある場所、たとえばレジや金庫の近くに
ちょっとした配置の工夫でも、ぐっと気持ちが込めやすくなりますよね。
ポイント③：色と“方角”の相性もチェック！
招き猫にはさまざまな色があって、それぞれに意味があるってご存じでしたか？
しかも、その色に合った「ラッキー方角」があるとされているんです。
| 色 | 意味 | 適した方角 |
|---|---|---|
| 白 | 幸運・開運・全体運 | 北西 |
| 黒 | 魔除け・安全祈願 | 北／南西 |
| 赤 | 健康・病気平癒・長寿 | 東 |
| 金・黄 | 金運・財運・商売繁盛 | 西 |
| ピンク | 恋愛運・縁結び・良縁 | 東／南西 |
| 青 | 学業・仕事運・努力の成果 | 東 |
| 緑 | 家庭運・子孫繁栄・安定 | 南／南西 |
| 紫 | 精神面の安定・品格・才能 | 南 |
方角については、完璧に守らなきゃ…と構えすぎなくても大丈夫です。
「このあたりにスペースがあるな」と思った場所が、意外とピッタリだったりしますよね。
招き猫って、見ているだけでちょっと癒される存在ですが、飾り方や意味を知るともっと愛着がわいてきますよね。
自分の願いにぴったり合う猫を選んで、暮らしの中にさりげなく“開運のきっかけ”を取り入れてみてはいかがでしょうか？
招き猫のルーツって？知られざる由来をのぞいてみよう
日本ではもちろん、海外でも「ラッキーキャット」として人気のある招き猫。
でも、そもそもどうして“猫”が福を呼ぶ存在になったのか、気になったことはありませんか？
実は招き猫の誕生にはいくつかの言い伝えがあって、それぞれに魅力的なストーリーがあるんですよね。
● 今戸焼の猫 ― 夢に導かれた人形作り
舞台は江戸時代の浅草。ある日、生活に困って愛猫を手放すしかなかったひとりのおばあさんの元に、その猫が夢に現れました。
「私の姿を人形にすれば、きっと幸せがやってくる」と猫が語ったというんです。
そこで彼女は、猫の姿をかたどった今戸焼の人形を作り、浅草神社で販売してみたところ…なんと大人気に！
この猫人形が、今の招き猫の原点になったとも言われているんですよ。
● 豪徳寺に現れた三毛猫 ― 雷から殿様を救った!?
もうひとつ有名なのが、豪徳寺に伝わるお話です。
江戸時代、彦根藩主の井伊直孝が鷹狩りの帰り道に、寺の門前で手招きをするような猫に出会います。
不思議に思ってその猫に導かれるまま寺に入ると、外は突然の激しい雷雨に。
「もしあの猫がいなかったら、雨に打たれていたかも…」と感謝した井伊直孝は、そのお寺（当時は弘徳院）へ多額の寄進をしたそうです。
また、別の話では、猫の招きに従って移動した直後、元いた木に雷が落ちた…というエピソードも残っています。
この出来事をきっかけに、寺は後に「豪徳寺」と名を改め、猫の像を祀るようになったんですよね。
ちなみにこの猫、実はご当地キャラ「ひこにゃん」のモデルにもなっているんですよ！
● 命をかけた猫の恩返し ― 西方寺に残る悲しくも美しい物語
こちらも江戸時代の話。吉原の花魁・薄雲太夫（うすぐもたゆう）は「玉（たま）」という名の猫をとても可愛がっていました。
ある日、太夫が厠に行こうとすると、玉が着物の裾を必死に引っ張って止めようとします。
異変を感じた楼主（遊郭の主人）が慌てて玉を斬ってしまうのですが…その首は厠の下へ飛び、なんとそこに潜んでいた大蛇を噛み殺したんです。
太夫を守るために命をかけた玉。
その後、太夫は西方寺に猫塚を建てて手厚く弔い、常連の客が慰めに贈った猫の木像が、やがて縁起物として広まっていった…そんな感動的なお話もあるんですよね。
● あなたに合った招き猫を選んでみませんか？
どの説にも共通しているのは「人を助け、福を呼び込んだ猫」の存在がきっかけになっているということ。
招き猫の“手”にもちゃんと意味があるって、知っていましたか？
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左手：人との縁を招く、人間関係や集客に◎
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右手：金運アップや財運に効果あり
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両手：両方の運をまとめて招きたいときに！
手の高さにも意味があって、高く挙げている猫は“遠くからの運”を、低めの猫は“身近な幸せ”を引き寄せてくれるとも言われていますよ。
さらに最近では、白・黒・金・ピンク…とカラーも豊富になっていて、それぞれ違ったご利益が込められているんですよね。
海外でも愛されているこのラッキーキャット。
「今の自分にぴったりの運を呼び込みたいな…」と思ったら、お気に入りの招き猫をひとつ、おうちに迎えてみるのもいいかもしれませんね。
